鍵が差しづらい。鍵が抜けにくい。鍵穴が渋い、鍵穴が固い。鍵が回りづらい。
そんな状態で使い続けると鍵穴が破損して大事になる恐れもありますが、実は簡単に鍵の抜き差しが滑らかになる方法があります。
鍵穴の不具合の多くの原因は鍵穴の汚れ(ベタついた油汚れ等)なので、その汚れを鍵穴専用洗浄剤で除去するだけで鍵穴の抜き差しがビックリするくらい滑らかになります。
今回は実際に私が玄関のディンプルキーに使って効果のあった鍵穴専用洗浄剤をご紹介します。
洗浄剤を使用してから約2ヶ月経過しましたが滑らかさは持続しています。
少しのお金と少しの時間で鍵穴の不具合が改善されるのでかなりオススメです。
破損して修理・交換しなければならなくなる前に自分で簡単に出来る対策を!
一般的な【潤滑スプレー】は鍵穴にNG
何かと便利な潤滑スプレーですが、一般的な潤滑剤は鍵穴にNGだって知ってました?
スプレー直後はいいのですが、しばらくするとスプレーの成分である油がベタついてゴミやほこりを吸着してしまいます。
その結果、元の状態よりも悪化したり破損の原因になったりしますので、鍵穴には必ず鍵穴専用の潤滑剤を使うようにしてください。
潤滑剤よりも、まずは洗浄剤
今回私が実際に購入して使用した鍵穴スプレーは【建築の友 鍵穴のクリーナー】です。
症状としては、鍵の抜き差しがスムーズに行かず引っかかるような感じで、施錠・解錠もすんなり回ってくれませんでした。
これは潤滑スプレーを買うべきかと思いましたが、汚れを取らずに潤滑剤で誤魔化しても、またすぐに症状が出るかもしれないので、まずは原因となっているであろう汚れを除去するために鍵穴専用洗浄剤を購入。
潤滑スプレーを使うなら洗浄したあとに使ったほうが効果は大きいですよ。
鍵穴専用洗浄剤【鍵穴のクリーナー】の使い方
使い方は簡単だしパッケージに詳しく使用方法が記載されていますが、しっかりと呼んでから作業をしたほうが良いので、念のため記載されている作業手順と自分で使用した時に感じたことを追加して書いておきますので使用する方は参考にしてください。
よく振る
かくはん球の音をさせながら缶を10回以上振ります。
金属チューブを差し込む
キャップを外し、付属の金属チューブの先端を液が漏れないように指先でふさぎながら、ボタンを本体にしっかり差し込みます。
指で金属チューブの先端を押さえておかないとボタンを差し込む時に液が噴射してしまいます。
鍵穴のまわりを養生する
鍵穴のまわりを必ずタオルや雑巾で養生します。
※必ず洗浄剤があふれだします。洗浄剤が垂れたり、他へ付着するとシミになったり変色したりする可能性がありますので、必ず養生してください。
鍵穴に5秒噴射する
約1cm程度金属チューブを鍵穴に差し込み、約5秒噴射させます。
※スプレーの勢いが強いので目などに入らないように顔をあまり近づけ過ぎないでください。
噴射し終わってもタオルはそのまま
約5秒の噴射が終わっても鍵穴より洗浄剤があふれでてきますので、あふれ出なくなるまで養生したタオルや雑巾はそのままにしておいてください。
万が一、はみ出したり、垂れてしまった場合はすぐに拭き取ってください。
鍵の「差し込み」「回転」を5回行う
鍵穴をタオルや雑巾で養生したままで3分後、鍵の「差し込み」「回転」を5回行う
もう一度5秒噴射させる
もう一度5秒噴射から繰り返します。
鍵の「差し込み」「回転」を2回行う
鍵穴をタオルや雑巾で養生したままで再度、鍵の「差し込み」「回転」を2回行う。
洗浄剤だけで劇的効果
私の場合はここまでの作業でかなりの効果がありました。
鍵の抜き差しもスムーズで施錠・解錠も今までの鈍く重い感じの「ガッチャ」から「カチャッ」「カチャッ」と軽快な音を立てて軽くなりました♪
もし、ここまでの手順で動きが改善されない場合は、同じ手順を更に繰り返し行ってください。
それでも、改善されなければ【鍵穴のクスリⅡ】を使い潤滑力を上げてください。
もしも、【鍵穴のクスリⅡ】を使っても改善されないようであれば、鍵屋さんへの相談をオススメします。
私の場合は洗浄剤だけで十分な効果だったので潤滑剤は購入しませんでしたが、更に潤滑剤を使用すれば殆ど抵抗を感じることなく鍵の抜き差し・施錠・解錠が出来るのかも知れませんね。
購入した【建築の友 鍵穴のクリーナー】(60ml)は、手順通りの作業であと一回くらいは同じ作業ができそうなくらい残っています。
同じような鍵の症状で悩んでいるなら、まずは【建築の友 鍵穴のクリーナー】を使ってみることをオススメします。