前回は狩猟免許事前講習会と狩猟免許試験の申し込みの手順を紹介しましたので、今回は実際に受講してきた狩猟免許事前講習会の様子を紹介します。
受講人数は50人ちょっとで、網1:わな7:銃2って感じかな。
狩猟免許事前講習会とは?
狩猟免許試験で合格出来るように、猟友会のベテランの方が試験同様の実技の講習や、知識試験(筆記)の対策をテキストを使いながら教えてくれる何ともありがたい講習会です。
狩猟免許取得を目指すなら事前講習会を受けて損は無いよね。
各都道府県によって違いはあるようですが、青森県は狩猟免許試験と同様に年3回開催されています。
狩猟免許試験の2週間ほど前に開催され、講習時間は9時~17時の予定。
実際は16時前に終わりましたけどね~。
令和5年度 狩猟免許試験事前講習会 第3回
令和5年度第3回目の講習会は青森県総合社会教育センター (aomori.lg.jp)で開催。
第1回、第2回はアピオあおもり (pref.aomori.jp)で開催されていました。
講習会の当日は受付があるので15分程前には到着するようにとのことで、大体15分程前に到着すると既に受付している方がゾロゾロと。
遠方から来られている方もいて、結構早くに到着した人も多かったようです。
受付で氏名を告げて名簿確認が済むと、狩猟読本と狩猟免許試験例題集と日本一安い罠の店のパンフレットを手渡されるので、受け取ったら空いてる席に適当に着席。
午前の部
ほぼ予定通りに9時からのスタート。
最初に講師の紹介とおおよその日程・注意事項などがありました。
ここからはひたすら講師の方が狩猟読本を読み進めていきます。
重要な部分や試験に関わる部分のみを読みあげていくので、その部分をひたすらマーカーでチェック。
スクリーンにも映し出しているので、耳と目で確認しながらひたすらチェックの作業です。
この日、会場を17時までに引き上げないといけないらしく、時間が無いからと結構なハイペースで読み上げていたので年配の方はしんどそうでしたね。
10時20分頃に一旦トイレ休憩。
休憩中の様子↑
休憩後も変わらず、ひたすらマーカーでのチェック作業を続けます。
たまに講師からのちょっとした補足などが加わりますが、基本的には延々とマーカーでのチェック作業。
チェックした狩猟読本を渡してくれって思うくらい淡々と作業は続きますw
カモ類十一種の頭文字暗記術
狩猟できるカモ11種の暗記術で、カマコキスハホオヒクヨと覚えるそうです。
ちなみに○が付いてるのは海ガモです。
ちなみに、わな猟免許の試験にカモ類は出題されません。
網猟免許・わな猟免許・第一種銃猟免許・第二種銃猟免許で試験内容が若干違うんだけど、講習はみんな一緒だったのでハッキリ言うと覚えなくていい物も勉強させられます。
何となく関係ないよ的な雰囲気は出してくるんだけど、完全に「わなの人は覚えなくていいです!」とはハッキリ言わないので、銃の各部名称とか銃弾のなんちゃらとかも無駄に勉強してしまった。
お昼休憩
12時には弁当とお茶が配られお昼休憩。
とは言っても、時間にあまり余裕が無いと言うことで休憩時間は20分程でした。
ほっかほっか亭の幕ノ内?
午後の部
昼食後も、変わらずマーカーでチェック。
それでも、14時頃には狩猟読本の読みあげがどうにか終了。
坐骨神経痛持ちのおじさんには苦行のようま時間でしたw
とりあえず、この日にチェックした部分を繰り返し読んで、試験例題集を予習すれば受かるよって話しです。
鳥獣判別
- 鳥獣判別とは
狩猟鳥獣と非狩猟鳥獣の判別ができるかどうかの試験です。
狩猟免許の種類によって出題される鳥獣の種類は異なり、写真ではなく狩猟読本の挿絵がそのまま試験の時に出題されます。
実際の試験も上記画像のようにスクリーンに映し出されるので、捕獲していい鳥獣かどうかを○か×で解答用紙に記入。
解答が○の場合は種名も記入します。
わな猟免許だとカモ類は出題されないので覚える必要は無いんですけど、いまいち全体を通して講師からの説明が足りないと言うか分かりづらく、とりあえず無駄に全部覚えたよね。
網猟免許も一緒に受験すれば良かったと思うくらい知識だけ豊富になったw
わな猟免許・網猟免許の取得を考えている人は両方の免許を同時受験することをオススメします。
猟具の知識・実技(わなの架設と解除)
事前講習会もいよいよ終盤。
狩猟免許の種類によってグループ分けされての実技講習となります。
わな猟は、箱わなの架設と解除の方法を講師が実演したあとに、一人ずつ実際にやってみます。
特に難しいことも無く落ち着いてやれば難なくできるんだけど、講習の時は皆に見られているのでちょっと緊張するよね。
ちなみに、試験本番は試験官と1対1で筆記試験会場とは別の部屋で箱わなの架設と解除の実技試験を行います。
youtubeに実際の講習の動画をUPしてますので、これから受講・受験されるかたは参考にどうぞ。
全員が一度一通りの操作を完了したら、時間の許す範囲で各自再度練習したり、講師の方に再度教えてもらったりしていました。
箱わな架設の練習に満足したら、この日の講習は終了となります。
終了は各自のタイミングで、実技の練習が十分だと思ったら帰っていいと言う感じでした。
不安が残る人は時間いっぱいまで練習しててOKでしたが、特に不安も無かったのでそそくさと帰らせて頂きました。
私が駐車場を出たのは16時ちょっと前でしたよ~
最後に
狩猟免許事前講習会は受講したほうがいい!
これは間違いないです。
受講してないと試験合格はハッキリ言って難しいです。
受講すれば試験に出るところを教えてくれるので、一気に難易度は下がります。
技能試験も丁寧に教えてくれるので、知識・経験の無い方は間違いなく事前講習会の受講をオススメします。