狩猟免許試験事前講習から約2週間。
職場での休憩中は狩猟読本のマーカーした部分を何度も読み返し、試験3日前からは狩猟免許試験例題集で予習をして過ごしてました。
おかげで無事に狩猟免許試験に合格し、わな免許取得しましたー♪
実際に試験を受けて感じたのは、難しい試験ではないが講習での内容をしっかりと把握して試験勉強しておかないと合格は難しいと感じました。
費用はかかりますが狩猟免許試験事前講習会は受講して損は無いです。
受験票と案内
試験当日に必要となる受験票は試験数日前に受験会場の地図と一緒に郵送で届きます。
地図と簡単な案内も同封されています。
試験当日の流れ
試験会場に着いたら、まずは受付で受験票の確認。
その後、
- 運動能力テスト(適性試験)
- 知識試験
- 【昼食】
- 知識試験合格発表
- 技能試験
-鳥獣判別
-猟具の取り扱い - 聴力・視力検査(適性試験)
- 合格発表
運動能力テスト
受付が済んだ順に5人一組になって運動能力テストをします。
膝の屈伸します。腕を上げてください。前に回します。後ろに回します。指の屈伸をします。
短い動画ですが実際の試験の時の様子です。
普通に体が動くレベルで合格できるので全員合格でした。
運動能力テストが終わったら受験票の番号と同じ番号の席に座って知識試験の始まりに備えます。
知識試験
受験者全員の受付・運動能力テストが終わったら、いよいよ知識試験となるのですが、試験開始までそこそこ時間があります。
この時間を使って皆さん狩猟読本などで復習してました。
知識試験は三肢択一式で制限時間90分、問題数30問で正答率70%で合格となっていて、試験開始30分経過後から途中退出が可能となっています。
試験開始前にこの日のタイムテーブルを試験官の方が黒板に書いていたので、当日の詳しい予定はこの時に確認できます。
知識試験で使う筆記用具はボールペンでも鉛筆でもシャープペンシルでもいいんですけど、誤って解答した場合は訂正しやすいように鉛筆もしくはシャープペンシルを使って消しゴムも持参することをオススメします。
ボールペンの場合は取り消し線で訂正するようにとの事でした。
試験時間はたっぷりあるので焦らずゆっくりと問題を解いても十分間に合います。
私は全問解答後、再度全問読み返して確認しても40分かからずに終わったので途中退出して鳥獣判別の復習をしてました。
知識試験合格発表
昼食のあとに知識試験合格発表があります。
発表後は簡単な説明があった後すぐに適正試験(聴力・視力)と技能試験へと移るので発表前に昼食を済ませておきましょう。
手軽に食べれるパンやおにぎりなどを事前に用意しておくといいですよ!
○は合格。
/は不合格。
注は?
試験官に注って何ですか?と聞いてみたんですけど、あぁちょっとね。色々あって…。と、濁されました。
合格した人は再度自分の席へ戻り、不合格の人は、また次回チャレンジと言うことになります。
この日、不合格なのに試験会場へ戻ってきた方がいて退場させられてましたw
技能試験
知識試験合格後、技能試験(鳥獣判別・猟具の取り扱い)となるのですが、第一種銃猟・第二種銃猟・網猟・わな猟が全て同じ会場で試験をしているので、交替制で鳥獣判別の試験が行われました。
技能試験は持ち点が100点からの減点方式で減点数30点を超えなければ合格。
鳥獣判別
わな猟免許は獣類のみで、16種類の中から狩猟鳥獣と非狩猟鳥獣を判別し、○or×で解答します。
解答が○(狩猟鳥獣)の場合はその名前も記入します。
例えば、
1問目にニホンザルの絵がスクリーンに映し出されたら、非狩猟鳥獣なので×と記入します。
2問目がイノシシの場合は、○を記入して名前の欄にイノシシと記入。
3問目がカモシカ、非狩猟鳥獣なので×。
と言うようにして解答していきます。
解答 | 名前 | |
問1 | × | |
問2 | ○ | イノシシ |
問3 | × |
鳥獣の絵がスクリーンに映し出されるのは5秒程度なので、素早く判断できるように練習しておきましょう。
私の記憶が正しければ、この日の試験で出題された狩猟鳥獣と非狩猟鳥獣は下記の16種でした。
- アナグマ
- アライグマ
- イタチ(メスは非狩猟鳥獣)
- イノシシ
- キツネ
- タヌキ
- テン
- 二ホンジカ
- ハクビシン
- ミンク
- オコジョ
- カモシカ
- ニホンザル
- ニホンリス
- ムササビ
- モモンガ
猟具の取り扱い
鳥獣判別が終わると、今度は猟具の取り扱いの試験になります。
わな猟免許の実技試験は知識試験会場とは別の部屋で、試験官と1対1の対面で行われました。
事前講習会の時は大勢の前で「箱わなの架設」の練習をしたので、試験本番はギャラリーがいない分気楽でしたね。
試験内容は、事前講習会の時と全く同じ内容なので事前講習会を受けていれば問題なく出来ると思います。
猟具の取り扱いの試験の流れは、
テーブルに並べられた禁止猟具(とらばさみ等)も含まれた数種類の猟具の中から
実際に使用していい猟具はどれですか?
と聞かれるので、法定猟具である「箱わな」を選びます。
指をさして「この箱わなです」
では、架設してください。
と、言われるので練習通りに架設します。
架設しました。
解除してください。
テーブルに置いてある棒を使って罠を作動させ解除します。
解除しました。
これで、猟具の取り扱いの試験は終わりです。
猟具の架設ができない場合は最大で31点の減点となるので、確実に架設できるようにしておきましょう。
視力・聴力検査
視力・聴力検査は鳥獣判別の試験前にやったような、鳥獣判別の採点中にやったような…。
まぁ、順序は置いといて、聴力検査は別部屋に移動して5人一組で行われました。
こちらに並んで目を閉じて、音が聞こえたら手を挙げてください。
と、言われ並んで目を閉じるとピーと音が聞こえるので、聞こえた時点で手を挙げて終了です。
えっ?これで終わり?と言うレベルの検査でしたよ。
次は視力検査になりますので移動してください。
視力検査も簡単な感じで中央に切れ目の入った「C」、その周囲に数字が時計のように配置されていて、切れ目がどの数字に向いているか答えるだけでOK。
コンタクトレンズの方は視力検査時に自己申告するように言われるので忘れずに申告してください。
【視力】
わな猟・網猟…両眼で0.5以上
第一種・第二種銃猟…両眼で0.7以上、片眼0.3以上
合格発表
狩猟試験が一通り終わったのは14時頃でした。
合否は当日発表と後日青森県庁のHPで発表の二通り。
当日の発表を待つ場合は、採点後の発表となるので1時間半ほど待つことになります。
この日は何やら手違いか何かがあったようで、発表が遅くなり15時50分頃にようやく発表になりました。
発表は知識試験の合格発表と同じようにホワイトボードに貼りだされます。
この日は残念ながら4人の不合格者が出たようです。
私はもちろん合格しましたよ~♪
合格の証となる狩猟免状は試験から2週間ほどで自宅へ届くので、ワクワクしながら待っていましょう。
最後に
ここまで来れば狩猟に出れる日も近い!猟期が待ち遠しい♪
と思ったのですが、実際に狩猟するためには更なる試練が…。
狩猟免許を取得して猟具を所持しただけだと、実際に狩猟することはできないんです。
実際に狩猟するためには、狩猟をする都道府県ごとに狩猟者登録をする必要があるんだけど、これがまたちょっと面倒なんですよね。
猟友会に入っていると面倒な手続きは猟友会で代行してくれるらしいんですけど、猟友会に入ろうとしたら「来期から入会したほうがいいから」って言われるし。
まぁ、すったもんだで自分で狩猟者登録をすることにしたので、狩猟者登録に必要な保険加入と登録申請、狩猟税の納付などに関しては後日記事にしますね!
余談ですが、事前講習会も狩猟試験も1度で済むので、わな猟免許と網猟免許はセットで取得するのがお得です。
一緒に受験すれば良かったと今更ですが公開しています( ノД`)シクシク…