今回は11年前に購入したガソリンランタン「コールマン(Coleman) ノーススター チューブマントルランタン」の分解清掃の様子を紹介していきます。

画像多めで詳しく紹介してますよ~
今現在ガソリンランタンを使用している方も、これから購入を考えている方も参考になると思いますので是非最後までお付き合いください。
11年前に購入してから今までマントル交換は何度かしたもののメンテナンスと言うメンテナンスはしたことが無く、ほぼノーメンテナンスで11年間我が家のキャンプ生活を支えて来てくれました。

三女が来週で11歳なので同い年。と考えると更に愛着が湧きます♪
工具「コールマン スーパーレンチ」があると便利
ランタンを分解清掃するためにスパナとプラスドライバーが必要なのですが普通のスパナを使うよりはコールマンから発売されている「スーパーレンチ」があると作業が捗りますので、準備してから作業に入ることをオススメします。
それと、ポンプ部の動きをスムーズにする専用の特殊オイル「リュブリカント」は確実に用意しておいてください。
オリーブオイル・サラダ油・ミシン油などでの代用はオススメ出来ませんので必ず専用のオイルを使用するようにしてください。

11年ノーメンテの割りには綺麗?
まずはメンテナンス前の状態をご覧ください。

ジェネレーターもガラスグローブも汚れが...

でも、11年経ったわりには綺麗?
外見はそこそこ綺麗?と思ったもののグローブを外してみると、マントルは切れてるし、虫の死骸はあるしでやっぱり汚れてるよね。
マントルが切れてるけど普通に使えてたのが凄い!

ヒートシールド上にカメムシの足が散乱。

「コールマン ノーススター」分解清掃の手順
では、順番に分解して清掃していくのですが、特段難しいことは無いので気楽にいきましょう!
ただ、注意点もあるので慣れていない方は焦らずゆっくりと作業してください。
各部の名称
出典 Amazon
まずはランタン上部のベンチレーターナットを外します。
ここは工具無しで外せます。
上部に付いているベンチレーターナットを左に回すと外れます。

ナットを外すとベンチレーター・グローブ・グローブガードを外すことができます。

ベンチレーターに付いているベイル(持ち手部分)を外して、ベンチレーター・グローブ・グローブガードを別々にして綺麗に拭くなり洗うなりしましょう!


ベイル部分にはハトメのような小さな部品が付いているので紛失しないように気をつけてください。
マントルを留めている上下のワイヤークリップを外してマントルを外します。
マントル自体はワイヤークリップを外さなくてもポロっと簡単に取れます。


自動点火装置を外しておきます。

マントルサポートとセットになっているヒートシールドを外します。
3つあるツメを内側に押して上に抜きます。
ツメは曲がりやすいのであまり一気に力を入れないようにしてください。

あまり力を入れすぎるとグニャっといくので注意してください。

内側に優しく押して上に抜く。
ヒートシールドが外れた状態
ここまで来たらいよいよ「スーパーレンチ」の出番です。
それにしてもジェネレーターの汚れが酷いですね。

「スーパーレンチ」を使ってジェネレーターのナットを緩めます。
使用状況によっては経年変化によりジェネレーターが曲がっていることもありますので、その場合は新しいジェネレーターへの交換をオススメします。
私の場合は汚れはあるものの曲がりは無かったので磨いて再使用しました。
下の画像を見てもらうと分かると思いますが、先端が針のようになっているものがあるので先端の針を曲げないように注意して作業してください。

ジェネレーターは「ピカール金属みがき」を使ってゴシゴシと磨きます✨


この「ピカール金属みがき」は車のヘッドライトの黄ばみ取りにも使えますよ~!

プラスドライバーを使って燃料バルブを外します。
バルブ部分の交換が無ければ外さなくても良いのですが、今回は燃料バルブのペイントが薄くなっていたので塗り直すために外しました。

燃料バルブを外すとカラーも外すことが出来るので、ついでに普段見えない部分も綺麗に拭いておきましょう。

ペイントの薄くなった燃料バルブと燃料キャップをペイントマーカーで塗り直します。

マーカーは100均に売ってます

↑コールマン ノーススター 燃料キャップ・バルブ before

↑コールマン ノーススター 燃料キャップ・バルブ after
「スーパーレンチ」を使ってポンププランジャー一式を外しポンプカップへリュブリカントを塗布します。
オイルの無い状態で使用しているとポンプカップ内のスポンジが劣化してボロボロになっていることがあるので劣化しているようなら新しいスポンジに交換してください。

スパナを溝に合わせて左へ少し回すと引っかかりが外れてポンププランジャー一式が抜けます。

ポンプカップ・プッシュアンナットがかなり汚れてます。
スポンジは汚れがあるものの思ったより良い状態だったのでこのまま再使用することにしました。

ポンプカップ・プッシュアンナットを綺麗に拭き、スポンジ部分に「リュブリカント」を注入。


ここまでで分解清掃の工程は終了です!
あとは各部品を元に戻して、新しいマントルを装着すれば完了です。
最終点火チェック
マントルの空焼きも無事に終わったので、最後に点火チェックをして完了です。
グローブをつけてないので点火時のプチ爆発で毛が焦げましたが無事に点火しました。

息継ぎのような症状も改善されたし、いい音出してる~♪
こちらもYouTubeにUPしてます。
ガソリンランタンの燃焼時の音がたまらん。
しっかりとメンテナンスをすれば末永く使っていけるギアなので、最低でも年に1度は綺麗にして点検・整備をしっかりとしていきたいですね!