通勤快速仕様の愛車TREK7.5FX(トレック7.5FX)をフロントシングル化しました。
最初はチェーンリングはそのままでシフターとフロントディレイラーを外しただけのなんちゃってシングルだったんですけど、チェーン落ちが酷かったのでナローワイドチェーンリングに交換したら、走行時の安心感が別次元でした。
シングル化のメリットは?
クロスバイクのフロントシングル化をすることによって得られるメリットは複数ありますが、個人的にはクランク周り、ハンドル周りの見た目がスッキリして野暮ったさが無くなったのが一番のメリットかな。
他にもフロントシングル化のメリットとして、チェーンリングが1枚になるしシフターやディレイラーも取り外すことが出来るので軽量化につながります。
あとはメンテナンス作業の軽減だったり、ナローワイドチェーンリングを使うことでチェーン落ちを防げるのもメリットですね。
シングル化するならナローワイド
クロスバイクのフロントシングル化をするならチェーンリングはナローワイドが断然オススメ!
ナローワイドチェーンリングは薄い歯と厚い歯の交互で構成され、その交互に並んだ歯がガッチリとチェーンを噛んでくれるので、チェーン暴れも抑えてくれるしチェーン落ちしにくくなっています。
私は、ウルフトゥース Drop stop Chainring 50Tを選択しましたが、他にも楕円のナローワイドなどもありますので自分の好みのチェーンリングを探してみるといいですよ。
アームとPCDはしっかりと確認してから購入してくださいね!
Wolf Tooth(ウルフトゥース)
2013年に創設された、アメリカ、ミネアポリスに拠点を構えるパーツブランド。
ほぼ全ての製品がアメリカで作られている。
海外発送もしてくれるので、公式HPから直接注文ができます。
Wolf Tooth
RIDEA(リデア)
優れた金属切削技術により高品質で定評のある台湾のパーツメーカー。
RIDEA
Rotor(ローター)
スペイン・マドリードで2002年に創業。
ペダリング効率と軽量化、シンプルな取付方法すべてをクリアした画期的な楕円チェーンリング「Q-RINGS」が有名です。
ROTOR 日本公式サイト
チェーンリング交換の手順
トレック7.5FXのチェーンリング【シマノ チェーンリング 48-34t / PCD110(FC-R460)】を【ウルフトゥース ドロップストップチェーンリング 50T / PCD110】に交換したのですが、クランクを外す必要も無かったしチェーンもそのまま使えたので交換作業は簡単に済みました。
使用した工具も六角レンチ(4mm・5mm・6mm)だけでした。
※なんちゃってシングルで乗っていたので、私の場合は既にフロントディレイラー・フロントシフター・ケーブル類は外した状態からの作業スタートです。
チェーンを外す
チェーンリングからチェーンを外します。
リアディレイラー部分、プーリーのプレートを押すとチェーンが緩むので、簡単に外せます。
チェーンを外したら邪魔にならないところへ。
キズや汚れが付かないようにタオルなどでフレームを保護することをオススメします。
チェーンリングボルトを外す
六角レンチを使ってチェーンリングボルトを外します。
装着されていたシマノのチェーンリングボルトはペグスパナが必要なタイプでしたが、外す時はペグスパナ無しでも大丈夫でした。
シマノのチェーンリングボルトは5mmの六角レンチで反時計回りにグッと力を入れると簡単に緩みます。
チェーンリングを外す
ボルトを全て外したらチェーンリングを外します。
まずはアウターから。
続いてインナーも外します。
新しいチェーンリングを取り付ける
古いチェーンリングを外したら、新しいチェーンリングを取り付けます。
チェーンリング本体にクランクアームと重なる部分に印(凸・▼)がある(稀に印の無いチェーンリングもあります)ので、印がクランクアームの裏側になるように取り付けます。
ウルフトゥースのチェーンリングは「CRANK ARM」と書かれていました。
チェーンリングボルトで固定する
チェーンリングとクランクアームの穴を合わせたらチェーンリングボルトで固定します。
(ダブル用のボルトは使えないのでシングル用のボルトを別途購入する必要があります)
この時、ボルトを一気に締め付けて行くのではなく、最初は全てのボルトを仮止め程度にしてから対角線上に本締めしていきます。
私は自分の感覚で締め付けましたが、ボルトの締め過ぎは破断の恐れがありますので適正トルクで締め付けることを推奨します。
参考になりそうなブログ記事を見つけたので不安な方は一度ご覧になってみてください。
【じてまにドクターのマニアック自転車情報ブログ】(外部リンク)
【注意!】鉄製かアルミ製かで、チェーンリングボルトの締め付けトルクは変わります!
ウルフトゥースのチェーンリングに合わせてボルトもウルフトゥース。
ウルフトゥースのボルトは裏6mm表4mmの六角レンチで締めることができます。
チェーンを取り付ける
チェーンリングボルトを本締めしたらチェーンを元に戻します。
今回は48Tから50Tへの変更だったのでチェーンの長さはそのままでも問題ありませんでした。
歯数を少なくする場合や差が大きい時はチェーンの調整や交換が必要になると思うので新しいチェーンも用意しておきましょう。
303gの軽量化
今回のフロントシングル化でトータル303gの軽量化ができました。
軽量化が目的だったわけではありませんが、元々10kgほどの車重なので303gという数字は結構大きい違いです♪
取り外したフロントディレイラーで102g、フロントシフターとケーブルで154gの軽量化。
交換したチェーンリングで32g、チェーンリングボルトで15gの軽量化。
まとめ
半年ほどフロントディレイラーとシフターを外したチェーンガイドも無い状態で走行していたので、ちょっとした段差でカチャカチャとチェーンが暴れるし、すぐにチェーン落ちしたりとストレス全開だったのが今回のシングル化ですっかり改善されました。
ナローワイドチェーンリングのチェーンのホールド感は凄いですね♪
ハンドル周り・クランク周りもスッキリしたし軽量化もできて大満足の結果でした。